話題のワクチンパスポート、反対の声も上がっていますが、海外渡航や今後は旅行など10月以降のお出かけに活用できるかも?接種済証との違いや申請方法など、ワクチンパスポートについてご紹介します!
<人気記事>
▶︎コロナワクチンいつから、会場はどこ?妊娠中でも接種できる?疑問を調査しました!
▶︎2021年のシルバーウィークはいつ?カップルで楽しめる おすすめの過ごし方10選!【コロナ禍のデートどこ行く?】
ワクチンパスポートとは
「ワクチンパスポート」とは、コロナワクチン接種済みであることを公的に証明するものです。現在のところ、海外との往来の際での利用を想定されています。そのため英語表記や、偽造防止対策に対応しています。
一部の国では、日本で発行されたワクチンパスポートにより、隔離などの防疫措置が軽減されることがあります。
ワクチンパスポートと「接種済証」「接種記録書」の違い
コロナワクチン接種済の証明としては、「接種済証」「接種記録書」があります。同じくワクチン接種済みであることを公的に証明する書類です。
ワクチンを接種すると接種会場で「接種済証」または「接種記録書」が発行されます。ワクチン接種券の右端部分が接種後に接種済証となります。
これらの書類はすでに国内でのサービスでの特典を受ける際などに利用されています。
ワクチンパスポートはこれらの証明書とは別に新たに創設された制度です。今後は海外への渡航の際に必要なものになっていく可能性があります。
ワクチンパスポートは申請するべきなのか
現在のところ、国内サービスでのワクチン接種済みの人への特典などの利用では「接種済証」「接種記録書」のみでOKです。
(厚生労働省によると、当面の間、ワクチンパスポートは海外渡航時の利用目的のみのため発行されるとのこと)
しかし、ワクチンパスポートは申請しておいたほうが良いでしょう。その理由は2つあります。
①今後、ワクチン接種者向けのサービスや特典が増えてくる。
②ワクチンパスポートは電子化が進められ、「接種済証」「接種記録書」より便利に使えるようになると思われる。
「接種済証」「接種記録書」を提示するには紙の持参が必要ですが、ワクチンパスポートならば電子化するのでサッと提示することができます。
ワクチン接種特典を使う機会が年に数回なら、そのためにわざわざワクチンパスポートを発行する必要はありませんが
今後、ホテル、レジャー施設、レストランなどあらゆる場面でワクチン接種の特典が増えてくることが予想されています。
あくまでこれは予想ですが、ワクチンパスポートの申請はしておいて損はなさそうです。
ワクチンパスポートはいつから申請できる?
ワクチンパスポートの発行は、自治体によっても異なりますが、すでに2021年7月26日から開始されているため、現在申請が可能です。
実際に発行されるまでは申請から1週間から10日ほどかかります。
ワクチンパスポートの申請方法
ワクチンパスポートの発行には、市区町村の窓口または郵送で申請します。発行手数料はかかりません。
申請には下記の書類が必要です。
●申請書(各市町村で準備されています。)
●旅券(パスポート)
●接種券(「予診のみ」と書かれた部分)
●接種済証または接種記録書
パスポートに旧姓や別姓で記載されている場合は、それを確認するための本人確認書類も必要です。
接種券を紛失した場合は、マイナンバーが確認できる書類でもOK。また、接種済証または接種記録書を紛失した場合は、予診票の写しを提出します。
申請書などは自治体によって異なるため、手続きの詳細については市町村の情報を確認してみてください。
どうしてワクチンパスポート「反対」の声が多いの?
ワクチンパスポートの発行には反対の声も多く上がっています。
次のような点が懸念されているようです。
・「気のゆるみ」による感染拡大への懸念
(ワクチンパスポートが普及しているフランスでは感染者・死者数が増加)
・ワクチンを打つことができない人への差別や偏見につながるのではという懸念
・ワクチン効果減少による不安
・オンラインのワクチンパスポートのセキュリティ上の不安
・ワクチンの選択肢が少ない中での発行に対する疑問
まだまだいろいろな心配が残っているようです。
10月から実証実験も開始!
現時点でワクチンパスポートは海外へ渡航する場合のみの利用となっています。
しかし今後、国内での接種済の人への特典などを提供するサービスでの利用増えてきた場合、ワクチンパスポートが活用されることになりそうです。
現在は紙で発行されていますが、2021年12月にはデジタル化され、政府は国内での旅行や外食などの経済活動でもアプリでの証明書を取り入れることを検討中のようです。
また、ワクチンパスポートの実証実験が10月にも始まると言われており、札幌市が繁華街ススキノの実証モデル地区としての採用を提案しているとのことです。
まとめ
今後は国内サービスでの利用が検討されているワクチンパスポート。海外への渡航の予定がなくても、発行しておけば国内でのお出かけの際に便利かもしれません。
今後の動きが注目されるワクチンパスポート、最新情報を発信していきます!