掲載日:2020.11.17
Withコロナ時代の現在、「車中泊」は三密を避けられるうえプライベートな空間も確保できる旅のスタイルです。レンタルキャンピングカーが注目されているのも同様の理由があるのではないでしょうか。
そこで、車中泊ができる「RVパーク」での利用方法や料金、利用する際の注意点などを詳しくご説明します! 楽しく快適に車中泊を楽しむために、ルールを知ることも大事ですよ。
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車中泊ができるRVパークって?
「RVパーク」は、「日本RV協会」が認定した有料の車中泊スポットです。さまざまな施設の駐車場の一画に専用の駐車スペースを設けていて、リーズナブルな料金で車中泊が可能です。
24時間利用できるトイレや電源供給設備、ごみ処理シなど、車中泊において利便性が高いのもポイントです。
宿泊できる車種は、キャンピングカーに限らず利用できます。自分の駐車スペース内であれば、椅子やテーブルを置くこともできます(調理は不可)。
またほとんどのRVパークは、「入浴施設が併設されている」または「周辺に温泉などの入浴施設がある」ことが多いのも特徴です。
基本的に予約不要ですが、一部のRVパークでは予約が必須となっているため、確実に宿泊したい場合は、予約することをおすすめします。
なお、道の駅やサービスエリアなどの公共の駐車場では、車中泊はできません(一部除く)。
RVパークの特徴 7つの定義
「日本RV協会」が認定した「RVパーク」は、安心・安全・快適な車中泊を過ごすために7つの定義が設けられています。
●ゆったりとした駐車スペース
キャンピングカーでも快適に車中泊ができるようにゆったりとしたスペースが確保されています。
●1週間ぐらいの滞在が可能
通常の道の駅やサービスエリアの駐車場は、休憩や仮眠がのみですが、RVパークなら1週間程度の長期滞在も可能です。
●24時間利用可能なトイレ
24時間利用できるトイレが設置されています。併設されているホテルやキャンプ場のトイレなどが利用できるRVパークもあり、快適に車中泊できます。
●100v電源の設置
キャンピングカーなどで便利に使える100v電源が設置されています。ただし、車中泊料金に含まれる場合と、別途使用料金がかかる場合があります。受付の際に確認しましょう。
●入浴施設が隣接・近隣にある(ことが望ましい)
全国のRVパークには、ホテルや温泉の駐車場を利用したスポットもあります。敷地内の入浴施設が利用できる場合もあって便利です。
●ごみ処理が可能
敷地内でごみの処理ができます。旅行にごみはつきもの。敷地内でごみの処理ができると安心です。なお、ごみ処理が無料のスポットもありますが、別途費用がかかる場合もあります。
●入退場制限が緩く、予約は必須ではない
ほとんどのRVパークでは予約が必要ではありません(一部では予約が必須あり)。繁忙期や施設の状況によっては当日受付で利用できないこともあるので、確実に宿泊したい場合は事前予約をするのがおすすめです。
RVパークの料金は?
RVパークの施設利用料金は、場所によって差があるものの、1泊につき2,000~3,000円程度のところが多いようです。施設によっては別途電源使用料やごみ処理料金がかかるところもありますが、ホテルでの宿泊に比べるとかなりお得に旅行できますよね!
RVパーク利用方法
RVパークは予約不要なので、当日受付が可能ですが、一部のスポットは事前予約が必須の場合もあります。また、利用台数が限られるため、繁忙期などは事前に予約をしておくのが安心です。
利用方法は、現地到着後、受付をすませればOKです。各スポットごとに料金やルールが異なるので、その場で確認しておきましょう。
RVパークなど公共駐車場利用のマナー・注意点
キャンピングカーや車での旅行ブームのなか、キャンプ場や公共の駐車場では騒音やごみの投棄などのマナー違反も見られます。気軽に泊まれる車中泊ですが、マナー違反は周辺住民やほかの車中泊者への迷惑になるため、必ずルールを守りましょう!
1. 駐車中はエンジン停止
エアコンの使用や充電のためエンジンをかけっぱなしにする利用者もいるようですが、RVパークでのアイドリングは禁止です。周囲への騒音はもちろん、環境のためにもエンジンは停止しておきましょう。
2.車外でのバーベキューや花火はNG
自分の駐車スペース内であれば椅子やテーブルを出すことはできますが、火器を使用するバーベキューや花火などは禁止されています。
3. 騒音など、他の車中泊客への迷惑行為禁止
夜中まで酒盛りをして大声で騒ぐなど、周囲への迷惑行為は禁止されています。発電機などの利用もできません。
4. ゴミを放置しない
ごみ処理は各施設の指定の場所に捨てるか、持ち帰るようにしましょう。
5. 洗面所での炊事や洗濯をしない
洗面所での炊事や洗濯は禁止です。ほかにも、洗面所に残った食材を捨てたりするのも当然マナー違反です。
6. RVパーク施設の利用規則を遵守する
一般的なルールを守るのはもちろん、施設ごとに定められている利用規則は必ず確認しましょう。
7. 食事や入浴施設にペットと一緒に入館しない
ペット同伴OKのRVパークは多数ありますが、併設の入浴施設やホテルなどにはペットは入ることができません。
8. 敷地外ではペットをリードでつなぐ
駐車スペース外にペットを連れだす場合は、必ずリードでつなぎ、ほかの利用者の迷惑にならないようにしましょう。また、ペット入館不可の場所を事前に聞いておくとスムーズです。
9. キャンセルする場合は、施設に連絡をすること
予約をキャンセルする場合は、必ず施設に連絡しましょう。
全国のRVパーク検索が便利「くるまの旅ナビ」
RVパークの検索には「くるまの旅ナビ」のサイトが便利でおすすめです。
全国のRVパークの情報はもちろん、クルマでのおでかけスポットや旅行やキャンプ、車中泊など、クルマ旅を楽しめる情報が満載です!各スポットの口コミ情報も確認できますよ。
RVパーク情報を地域ごとに検索できるのでチェックしてみてくださいね。
関東のおすすめRVパーク【東京・千葉・埼玉・神奈川・群馬・栃木】
関西のおすすめRVパーク【大阪・兵庫・京都・奈良・滋賀・和歌山】
東海のおすすめRVパーク【静岡・三重・愛知・岐阜】
まとめ
安全に車中泊ができるRVパークについてご紹介しました!
有料ではあっても、ホテルや旅館に比べるとかなりお得に宿泊できるだけでなく、電源やトイレ、入浴施設も利用でき、快適な車中泊を体験できますよ。
RVパークは全国の道の駅や、温泉施設、キャンプ場などに今後も増えていくようです。車中泊初心者も安心して宿泊できるので、自由度が高いクルマ旅を満喫してくださいね。