冬期の車中泊やキャンプで気を付けたいのが「暖房による一酸化炭素中毒」。数時間で死に至ると言われており、寝ている間に死亡していたという事故も多いので、是非気を付けたいところです。
参考記事:「千葉の山林でカモ猟の男性3人の遺体…テント内には石油ストーブ 一酸化炭素中毒か?」
https://www.fnn.jp/articles/-/132532
万が一のためにも、車内やテント内には、一酸化炭素濃度を検知する一酸化炭素チェッカーは必ず設置おきましょう。
海外製の一酸化炭素チェッカーってどうなの?
↑筆者の購入した中国製のもの。外でもスイッチを入れるとアラームが鳴ってしまい、結局使えていません・・・
市場に出回っている1000~3000円くらいのチェッカーは主に中国製が多いので、「ちゃんと使えるの?」と不安なことも多いです。
実際に中国製の一酸化炭素チェッカーの使用感を見てみると……
・取扱説明書や使用方法が日本語ではないので、使い方に不安が残る
・使えたとしても、きちんと機能しているのか不安
という声が多数でした。
どうしても中国製を使うなら、2つ以上買って設置しておきましょう。「1つが鳴らなくても、もう1つが鳴る」状態にしてリスク分散できます。
また、車中泊やキャンプで使う前に、ハズレ品でないか確認しておくと安心材料になります。
<一酸化炭素チェッカーの動作確認方法>
・車の排気ガスに近づける(エンジン始動直後がベター)
・燃えている炭に近づける など
やっぱり安心安全の日本製!

日本製のチェッカーは種類が少ない上、海外製と比べると価格も高めに設定されています。
その分、5年保障がされていたり、湿度の高い日本でも安定して作動してくれるセンサーなど、安心感が違います。
万が一のために持ち歩くものですので、「安心を買う」なら日本製を強くおすすめします。最低でも日本語の取扱説明書が付属しているものを選びましょう。
【日本製】新コスモス電機 SC-285E
新コスモス電機は東京ガスや大阪ガスなど都市ガスの警報機製品を作っている業界最大手のメーカーです。日本製ということで信頼性は高く、住宅内の警報機として使用することはもちろん、アウトドアユーザーからの信頼も厚いです。
<ココがおすすめ!>
・電池寿命・交換期限・機器異常をランプと音声で知らせてくれる
・専用のリチウム電池は付属されており、届いたその日から利用可能
・住宅用防災警報器検定合格品で5年保証
【日本製】新コスモス電機 快適ウォッチ SC-715T
こちらも新コスモス電機製です。
温湿度の監視も同時にしていて、熱中症や乾燥を知らせてくれる機能があります。
また、取付穴があるので車内やテント内に吊り下げやすい形ですね。
<ココがおすすめ!>
・温湿度監視ありで、熱中症や乾燥対策にも使える
・自動初期点検機能がついており、ハズレ品チェックも簡単明瞭
・住宅用防災警報器検定合格品で5年保証
【日本製センサー】一酸化炭素警報器 キャンプ用 一酸化炭素チェッカー 日本語説明書付き
一酸化炭素チェッカーで一番大事なセンサー部分に日本製を使用した製品です。
コンパクトで軽く、ストラップリングや耐久性のある設計など、屋外でも利用しやすい設計になっています。また、電池残量が低くなるとアラームで知らせてくれるので、電池切れの心配もありません。
<ココがおすすめ!>
・日本製の高感度センサー搭載
・コンパクトな設計で持ち運びしやすい
・電池残量が少なくなればアラームによって電池切れ防止してくれる
【日本語マニュアルあり】一酸化炭素 警報器 チェッカー COアラーム
日本製ではありませんが、日本語マニュアルが用意されています。
購入ページにマニュアルが掲載されているので、購入する前に使い勝手を確認できます(2021年2月11日現在)。
<ココがおすすめ!>
・見やすい大型表示
・大音量の警告音とアナウンスでCO検知を警告
・電池残量が少なくなると音声と液晶表示で知らせてくれる
・テスト運転機能つき
・安心の日本語マニュアルつき
【日本語マニュアルあり】一酸化炭素警報機 CO 大音量アラームでお知らせ
こちらも日本語マニュアルつきです。シンプルな仕組みで大音量です。
<ココがおすすめ!>
・85dBの大音量
・ボタン1つでシンプル
・日本語の取扱説明書が付属
<番外編>【ドイツ製】テストー CO警報器 TESTO-317-3
テストーはドイツの環境計測機器メーカーで、温湿度や圧力、電圧・電流などあらゆるポータブル計測機器を取り扱う大手グローバル企業です。
日本製ではありませんが、ドイツ製ということと、業務現場でも使用されているということで信頼性は高いです。
<ココがおすすめ!>
・信頼性の高いドイツ製
・調整時間不要で、電源を入れた後すぐに使用可能
・アラーム値の設定が可能
一酸化炭素チェッカーを置いても、必ず車内・テント内の換気を!
一酸化炭素中毒にならないためには、まず第一にこまめな換気は必須です。
チェッカーはあくまで補助的な位置づけと心得ておきましょう。
冬場の寒さはどうしても暖房を頼りがちですが、湯たんぽやカイロを利用したり、服装を工夫して寒さ対策を!寝る前にはストーブを消す癖をつけておき、安全に就寝してくださいね。